家族の話

結婚感や生活のスタイルって育ってきた環境に影響されますよね。特に親の影響は大きいと思います。そのまま真似したり反面教師にしたりは人それぞれですが。自分の両親、妻の両親、それぞれの立場や時代を生きてそれぞれ感じることがあるんだなぁ…というお話です。
僕の父は仕事をするのは苦手でしたが家族を大切にする人でした。実の母であるおばあちゃんの介護をして自宅で看取りました。僕は両親を自宅で介護しようとは思っていませんが、家族に対しての気持ちは父の影響を受けていると思います。父は勉強や仕事が苦手な分、良い父親になろうと頑張ったのかもしれません。
僕の母は専業主婦です。パートなんかは一時期やっていましたが今はやってません。昔ながらの“夫の3歩後ろ歩く”みたいな感じです。今は趣味の家庭菜園をしたり孫を見たりして穏やかに生きてます。たまに父にブツブツ文句言ってます。
妻は妻の母とそっくりです。よく真似をしています。キッチンの調味料の置場所やお皿の位置なども妻の実家とほとんど同じです。妻の母は専業主婦だったので妻も専業主婦になりました。顔もそっくりです。結婚するとき、僕は基本的に妻に対して共働きでも専業主婦でもどちらでも良いと思っていたので、専業主婦になると決めたとき、世帯収入が僕の給料だけになることに納得できるなら、と賛成しました。子どもと一緒にいる時間もたくさん確保できるし、妊娠しながら働く大変さは過去に自分の職場でワーママを見ていたので、少しホッとしたところもありました。(その当時僕はワーママへの風当たりが強い職場で働いていました。)
しかし、そうすると妻は主に家事育児をする人、僕は仕事と家事育児を少しする人として役割分担されて僕が家事育児をたくさんしたいと思っても時間的にも経済的にも限界が生まれることになります。まぁ、家事育児が少ししか出来なくても、それはそれでいいかなと思ったのですが実際に子育てが始まると家族的に大変だったので育児休業を取得しようと思ったわけです。

妻は最近、今後の世帯収入のアップに向けて働く意欲が少し出てきたようです。妻の意識が今の時代に沿ってきました。

妻の父は海外で働くバリバリの営業マンでした。なので家事育児はほとんどしませんでした。今、引退してからは妻と妻の母にボロクソに言われて嫌われています。しかしたくさん稼いでいたおかげで今、経済的にも余裕があり海外旅行にもたくさん行ってます。羨ましいです。

比べて僕の両親は、経済的にも余裕がなくおばあちゃんの介護の時期が長かったこともあって僕が小さい時からほとんど旅行には行ったことがありませんでした。おばあちゃんが亡くなった今も行けません。父は福利厚生のしっかりしている会社ではあまり働いてこなかったこともあり定年後に充分な年金を貰うことが難しいので、おそらく定年を迎えても働き続けることでしょう。

どちらが幸せな家族なのでしょうか。

僕にはわかりません。いや、どちらも幸せな家族なのですが、隣の芝は青く見えたり、無い物ねだりをしたりして僕は妻の両親の家族が羨しいなぁと思うことがあります。

と、まぁそんな感じで育ってきた環境が違う僕と妻なので、いろんなところで価値観の違いを感じることがあります。でもこんな風にいろいろ考えていると、なるほどなぁと納得したりしなかったりするわけです。喧嘩ももちろんしますけど、なるべく良いところだけを吸収し刺激を受け合いながら、なんとかやっていきましょう。と思っています。
今後も宜しくお願いします。

では今日はこの辺で。