はじめて息子が「ひきつけ」を起こした。

初めての熱性けいれん。
早朝5時、僕の体にくっついて寝ていた息子が変な動きをしていることに気付いて起きた。すでにけいれんが始まっていた。すぐに妻を起こして病院に電話してもらう。その間、息子が苦しそうだったので自分の足の上に横に乗せて軽く抑えていた。3分程けいれんしたあと10分ほど硬直していた。
病院の反応としては、
「様子を見てすぐに病院に行くか救急車を呼べ。」
とのことだったので救急車を呼んだ。妻は息子の様子を見て少しパニックになっていたが、救急車はすぐに到着して病院まですぐに着いた。連携がすばらしかった。早かった。
硬直が和らいできた息子だったが、救急車のストレッチャーの上で再びけいれんが始まった。けいれんはすぐに収まっていき、病院に着く直前には息子の意識が戻り、初めてママと目を合わせることも出来た。病院に着いて抱き上げるときは自ら両手をそ差し出すことも出来ていた。病院について経過を説明すると通常の熱性けいれんとは症状が異なるため血液検査と脳のCT検査をすることになった。
検査をするとき息子をベットに寝かして離れるときに離れたくないと息子が泣いた。今日始めて聞く息子の声に少し安心した。

通常と違う症状とは、硬直した時間も含めて発作の時間が長かった事と1度間を置いてもう1度発作があった事。
通常は5分以内で1回で終わることが多いらしい。
妻は検査が始まるとひと安心したのか「ヤバイ。まじでヤバイ」と言って、ベンチに横になり起き上がれなくなった。病院のスタッフがすぐに異常に気付いて、そのまま血圧を計ってもらうと低くてなっており脳貧血の状態かもしれないのでベットで横になることになった。
息子の検査が終わり、結果待ちの時間に息子も寝て、僕の目の前に見える光景は、朝の7時前に妻と息子が病院のベットで寝ている状況というものだった。
昨日の夜、寝るまでは何事もなかった日常がこんなにもあっという間にピンチになることに驚いた。

検査の結果は異常なく、様子を見る事になったのでひと安心だった。僕は仕事柄けいれん発作の対応は経験があったので、俺までパニックにならないで良かったが、初めてのことで確信がないままの対応になった。正しいか正しくないかは分からないけど、こんな事もあるんだと読んでくれたらと思う。

お昼頃には息子は元気になり散歩に行きたがり、食欲も出てきた。

妻は「1人の時に起こらなくて良かった」と何度も言っていた。
今回の対応を夫婦二人で出来て良かった。

では今日はこの辺で。